2017年09月

Minimal 富ヶ谷店

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9/23〜10/1限定で復活した今年5月限定のデセール「フォンダン・タルト・ショコラ」を頂いて来ました。すべてのパーツが同じハイチ産カカオ豆から創られたものとは思えないほどの味わいの豊かさ。砂糖の割合、島こしょう(ピパーツ)、テクスチャ……さまざまな要素がカカオ豆とあわさって、変奏されていて、とても楽しかった。

9月限定のデセールは未食なので、また足を運ぶつもりです。

ご馳走様でした!
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どうも、カデカワです。

実はわたし、ケーキってそこまで好きじゃないんです。いや、自分からケーキ屋さんに行ったり、食べ歩いたりしますが、基本的なモチベーションが「チョコレートの使われ方をみたい」だったり「新しいもの、食べたことのないものへの好奇心」だったりするので、ケーキそのものに対する固執はないのです。こんなことをいうとケーキ好きさんから怒られそうなのですが……。

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これが1切れ1000円の「ザ・リッツ・カールトン ケーキ」もちろんおいしい


そんなわたしが、人生で唯一

「このケーキなら一生食べていたい、いまこの瞬間にも食べられるだけ食べ続けたい」

そう思ったケーキがあります。リッツ・カールトンのチョコレートケーキです。しかし、このチョコレートケーキというのは、ホテルのイートインスペース「カフェアンドデリ」に並んでいる、1切れ1000円の「ザ・リッツ・カールトン ケーキ」のことではありません。
わたしの記憶に残ったそれは、大阪のリッツ・カールトンのビュッフェで並んでいたもので「ピンクケーキ」という名前でした。華やかな画面が印象的だった映画『マリー・アントワネット』(2006)に登場してきそうな、鮮やかなピンク色でした。そのケーキを食べたのは、今から2年前の4月、19歳の誕生日祝いでした。今でもあるのかなあ、あったら食べたいなあ。


と、余談が長くなりました。

まだ見ぬボンボンショコラを求めて、人生二度目のリッツ・カールトンへやってまいりましたよ。六本木のカフェアンドデリです。ボンボンショコラがあるかどうかは事前に確認しておりませんでしたが、入口を入ってすぐのショーケースに、ありました。輝く宝石たちが!しかも随分と大粒ではありませんか。思わずテンションが上がります。

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しばらく眺めていると、気の利く店員さんが声をかけてくださいました。

「一粒からでも買えますか?」と聞くと
「もちろんでございます」と、にこやかに返してくださった店員さん。

なんてエレガントな受け答えなの……!さすがリッツ・カールトン!とちいさく感動するカデカワ。
もちろんでございます、覚えておこう。いつか使えるかも。

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さて、購入したのは、こちらのボンボンショコラたちです(正式名称でないものも)

ブレンドティー(中央)
ライチ(右上)
カライブ(左下)
ごま(左上)
キャラメル(右下)


以下、特に気に入ったものをメモ。

ブレンドティーは、リッツ・カールトンに置かれている独自ブレンドの茶葉で、シナモンが入っており紅茶ながらチャイティーの雰囲気があります。その茶葉を使ったガナッシュをミルクチョコでコーティングして、ロゴをつけたのがブレンドティーのボンボンショコラ。
中にはフィアンティーヌ(サクサクした薄いクレープ生地)が入っています。茶葉の味がおどろくほどよく出ていて、ティー系のボンボンショコラとしてはかなり上質。

ごま
白ごま、黒ごまの二つが使われている(はず)。これ、超っっっおいしい。
わたしが大のごま好きだということを差し引いても、かなりおいしい。ごまの香ばしさがキャラメルのような風味を醸し出しています。甘さはさつまいもやジャガイモにあるような柔らかくホクホクした甘み。う〜〜ン、また食べたいっっ。

キャラメル
ハートのモールドが可愛らしい。真っ赤なハートは定番の型ですね。
ライチもモールドでしたが、リッツ・カールトンのボンボンショコラは、どうやら一般的なモールドよりかなり薄めのようです。モールドじゃないほう(ガナッシュを先に作って、後からチョコレートをコーティングする手法)は割と厚めなのに、不思議。なんにせよ、技術が必要なのは間違いないかと。

外側のコーティングが薄いので、パリッと割れたかと思った次の瞬間には、とろ〜りとしたキャラメルと口の中で一体になっています。……お見事です。


ご馳走様でした。
はあ、やっぱりボンボンショコラはいいなあ。



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