カテゴリ: ボンボンショコラ


どうも、カデカワです。

実はわたし、ケーキってそこまで好きじゃないんです。いや、自分からケーキ屋さんに行ったり、食べ歩いたりしますが、基本的なモチベーションが「チョコレートの使われ方をみたい」だったり「新しいもの、食べたことのないものへの好奇心」だったりするので、ケーキそのものに対する固執はないのです。こんなことをいうとケーキ好きさんから怒られそうなのですが……。

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これが1切れ1000円の「ザ・リッツ・カールトン ケーキ」もちろんおいしい


そんなわたしが、人生で唯一

「このケーキなら一生食べていたい、いまこの瞬間にも食べられるだけ食べ続けたい」

そう思ったケーキがあります。リッツ・カールトンのチョコレートケーキです。しかし、このチョコレートケーキというのは、ホテルのイートインスペース「カフェアンドデリ」に並んでいる、1切れ1000円の「ザ・リッツ・カールトン ケーキ」のことではありません。
わたしの記憶に残ったそれは、大阪のリッツ・カールトンのビュッフェで並んでいたもので「ピンクケーキ」という名前でした。華やかな画面が印象的だった映画『マリー・アントワネット』(2006)に登場してきそうな、鮮やかなピンク色でした。そのケーキを食べたのは、今から2年前の4月、19歳の誕生日祝いでした。今でもあるのかなあ、あったら食べたいなあ。


と、余談が長くなりました。

まだ見ぬボンボンショコラを求めて、人生二度目のリッツ・カールトンへやってまいりましたよ。六本木のカフェアンドデリです。ボンボンショコラがあるかどうかは事前に確認しておりませんでしたが、入口を入ってすぐのショーケースに、ありました。輝く宝石たちが!しかも随分と大粒ではありませんか。思わずテンションが上がります。

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しばらく眺めていると、気の利く店員さんが声をかけてくださいました。

「一粒からでも買えますか?」と聞くと
「もちろんでございます」と、にこやかに返してくださった店員さん。

なんてエレガントな受け答えなの……!さすがリッツ・カールトン!とちいさく感動するカデカワ。
もちろんでございます、覚えておこう。いつか使えるかも。

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さて、購入したのは、こちらのボンボンショコラたちです(正式名称でないものも)

ブレンドティー(中央)
ライチ(右上)
カライブ(左下)
ごま(左上)
キャラメル(右下)


以下、特に気に入ったものをメモ。

ブレンドティーは、リッツ・カールトンに置かれている独自ブレンドの茶葉で、シナモンが入っており紅茶ながらチャイティーの雰囲気があります。その茶葉を使ったガナッシュをミルクチョコでコーティングして、ロゴをつけたのがブレンドティーのボンボンショコラ。
中にはフィアンティーヌ(サクサクした薄いクレープ生地)が入っています。茶葉の味がおどろくほどよく出ていて、ティー系のボンボンショコラとしてはかなり上質。

ごま
白ごま、黒ごまの二つが使われている(はず)。これ、超っっっおいしい。
わたしが大のごま好きだということを差し引いても、かなりおいしい。ごまの香ばしさがキャラメルのような風味を醸し出しています。甘さはさつまいもやジャガイモにあるような柔らかくホクホクした甘み。う〜〜ン、また食べたいっっ。

キャラメル
ハートのモールドが可愛らしい。真っ赤なハートは定番の型ですね。
ライチもモールドでしたが、リッツ・カールトンのボンボンショコラは、どうやら一般的なモールドよりかなり薄めのようです。モールドじゃないほう(ガナッシュを先に作って、後からチョコレートをコーティングする手法)は割と厚めなのに、不思議。なんにせよ、技術が必要なのは間違いないかと。

外側のコーティングが薄いので、パリッと割れたかと思った次の瞬間には、とろ〜りとしたキャラメルと口の中で一体になっています。……お見事です。


ご馳走様でした。
はあ、やっぱりボンボンショコラはいいなあ。



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念願のオーボンヴュータン……だったのですが、 チョコレート狂いなので、ケーキではなくボンボンショコラを注文。その場でイートインしました。

ケーキも頼めばよかったのですが、直前にイワヤナギさんでパフェ1つ、ケーキ1ついただいていたので、さすがにきつかった。ケーキの代わりに小ぶりのシュークリームを注文。


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以下ボンボンショコラ感想。

【バニラ】(写真中央)
「一番シンプルなものを」というと出てきたボンボンショコラ。
香りを嗅ぐ。確かなキャラメル香と、多少のスパイシーさがあるような気がした。

コーティングはミルク。モールド(型抜き)なので厚さはしっかりある。パキッと割れるかんじ。
ガナッシュはとても柔らかく、クリーム状になったビターチョコレートで、ややウイスキー的な癖のある渋い味わい。ヴァローナのカライブ(ではないはずだが)に似た系統かな。ガナッシュの口どけがさすがだと思った。

バニラガナッシュにしてはめずらしいことに、わかりやすいバニラらしさ(はっきりとしたバニラの香りなど)はない。フレッシュなオリーブオイルや、はちみつのような味わいを感じる。


【プラリネのボンボンショコラ】(写真左の小判形)※正式名称わすれました
とりあえずプラリネも食べておこう、と注文。
アマンド(アーモンド)とノワゼット(ヘーゼルナッツ)の二層のプラリネ。

こちらは先ほどのバニラと違い、トランペ(中身となる部分をチョコレートにくぐらせてコーティングする方法)されている。驚くほど超極薄コーティングで、プラリネの下側はうっすらと透けていた。
プラリネは基本甘いものだと思うが、このプラリネはやや甘さ控えめに感じる。塩梅がいい。二層のプラリネも技が細かく、上層は滑らかに、下層はナッツを荒く残して食感を変えている。コーティングが薄いことは通常技術の高さ、口どけのよさ、中身との一体感を表しポジティブに評価されるが、こちらのボンボンショコラにかんしてはコーティングがあまりに薄すぎるため、ところどころ不均一さが出ている。見た目がマイナスだが、そういう「汚さ」を含めて美味しいし、味わい深い。


【くるみ入りはちみつのボンボンショコラ】(写真右)
くるみ型の可愛らしいモールドに惹かれて注文。
コーティングがミルクとビターで半々になっているのは、味にも見た目にも楽しい良いアイデア。
中身も片方ずつガナッシュが違っている。私的にはこれが一番おいしかったかもしれない。
若干だがはちみつの癖があるため、苦手なひともいるかもしれない。大きさがあり、他のボンボンショコラに比べ、食べ応えがある。



以上です。

テイスティング日 2017/07/13

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テイスティング日 2017/05/27

友人が彼氏の就職祝いにタイピンを買うのだというので新宿のGUCCIについて行ったら、待ち時間にボンボンショコラをいただいた。香りも味も口当たりもよいチョコレートだ。

以前にひとからエルメスの小さなバック型のモールドチョコを貰ったことがあるが、おいしかった。

大手メゾンはチョコにも手を抜かないのだなあ、と感心。

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